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今年のサックス活動を振り返ってみましょう

こんにちは。
東京サックスポータルです。

2014年もあとわずかですね。
今年一年いかがだったでしょうか?

出来たことや出来なかったことがいろいろあったと思います。
ただ思い出しても次に繋がらないので、ぜひ次の目標を立てて来年に活かしてください。

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長期の目標を立てるとやることがぶれなくなる

サックスを演奏するにあたっては様々なジャンルや方向性があり、できるのならよいのですが、全てをこなすことは難しい面があります。
あれもこれもとやらず、自分の進みたい方へひとつひとつの練習を積み重ねるようにしたほうが効率的です。
また、サックスのみならず楽器はとても習得に時間がかかります。じっくり取り組むことを何にするかを決めましょう。

日々の記録をつけておく

目標を立てたら、日々どのように練習して、どのくらいできるようになったかを記録していきましょう。目標まであとどれくらいなのか、次に練習すべきこと何なのかが細かく見えてきます。
もし、あなたがレッスンを受けているのであれば、先生に相談しやすくなります。

振り返って軌道修正する

サックスを続けるなかで、これから進みたい方向が変わってくるかもしれませんし、行き詰まりを感じて停滞することもあるでしょう。

そんなときは今回立てた目標を振り返ってみましょう。

本当にやるべきことからずれて、自分の出来てることばかりやってませんか?
または、これからやりたい演奏と合わないことをしていませんか?

やろうとしていることから、ずれてきたかどうかをチェックして、軌道修正してみてください。

まとめ

長期の目標を立てて、日々の記録をつけてときどき振り返っていくと、自分のやりたいことやそのための課題がはっきりしてきます。

別記事「一度に全部できないなら、小さくできることを増やしてみよう」でも書きましたが、その課題は簡単にクリアできるところまで、細分化することがよいでしょう。

最後に目標を立てるためには課題を整理することが必要です。そのためにぺんを持っていろいろ書き出してみてください。

ここまでに紹介したことを実践するために、こちらの練習ノートが役立てば嬉しいです。

本番前にサックスの練習ができない場合に何をすればよいのか

こんにちは。

東京サックスポータルです。

寒くなってきましたね!
指が思いどおりに動かなくて厳しい時期です(>_<) さて、今日は本番前に練習できない場合にどう対処して行くかを考えていきます。 社会人で演奏活動をしていると、残業続きでなかなか時間が取れないことがままあります。 サックスの練習自体はもともとストレス解消になるものなのに、余計にストレスがたまるのは避けたいところです。 IMG_2100.JPG

楽器をさわらなくては練習にならないという考えを捨てる

まず、楽器を吹くだけが練習ではないと考えてください。ピアノの練習の事例ですが、イメージトレーニングだけでも上達が見られたという報告もあります。
実際に私も仕事で合奏までに時間がなくてイメトレしかしてなかったということもありましたが、意外とさらっとできたということがありました。

直接、サックスに触れなくてもできることはたくさんあるのです。

楽器なしてできる具体的なトレーニング

では、そのイメージトレーニングをどのようにすればよいのか例を挙げてみます。

  • 譜読み
  • 普段、適当に演奏してると意外と間違えて覚えていることがあります。面倒ですが、譜面をたまにじっくり読むと勘違いに気づくことがあります。

  • 指の確認
  • 譜読みから続けて、指の確認もできます。運指の難しいポイントについて効率的な方法を考えてみることや、モーションを小さくすることをイメージしてみるのも効果があります。

  • 歌ってみる
  • 楽器を持っていると操作に気を取られて、なかなかかっちりとフレーズを確認できていないものです。タップしながら歌ってみるとよくわからないで演奏しているところがはっきりしてきます。

まとめ

本番前に楽器がさわれないシチュエーションは非常にストレスがたまるものです。しかし、何もしないと演奏の出来はそのままか、あるいは悪くなるのみです。
譜読みや歌うことでイメージトレーニングに取り組むとむしろ上達することもあるので諦めないでいろいろ試してみてください。

サックスの演奏で力まないようにするには

こんにちは。

東京サックスポータルです。

サックスの練習をしていると「力まないで」というアドバイスをしばしばもらいます。
でも、そんな簡単に脱力できるものでしょうか?

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なぜ力んでしまうのか

一般的に力まないようにすればよいとはみんなが考えていることです。
確かに、ミスしてしまう理由として力みは大きなファクターです。
そこで「リラックスして!」とか「落ち着いて!」という助言を受けることになります。
しかし、その結果より力んでしまってうまく行かないということはなかったでしょうか?

力んでしまう原因は?

力んでしまう原因には、大きく二つあります。
「力まないようにしなければいけないという意識自体が力ませている」ケースと「力まなければ動作できない状況にある」ケースです。

前者は、自分にプレッシャーを与えすぎてしまう意識の問題で、後者は技術的に問題があるということになります。

力みの解消方法

これら問題を取り除くには、それぞれ次のような方法があります。

  • とにかく思いっきり力を抜いてみる
  • 「間違わないように!」とか、「良い音で吹かなくては!」などの考えを一切もたないで力を抜いて吹いてみると、思いがけず指が早く動いたり、良い音で鳴ったりします。
    この感覚を覚えます。
    練習をしていると意外と「あれをやらないと、これをやらないと」と必死になっていることがあります。
    この状態になっているとわかったら、意図的に力を抜くようにしてみるのです。結果はここでは気にしません。気にすると緊張するからです。つまり、結果を求めすぎると失敗してしまうのです。

  • 正しい姿勢、動作を身につける
  • 力みは難しいフレーズや早いパッセージを演奏する際に出てしまいます。ですので、ものすごくゆっくり練習して一番楽になる姿勢と動作を確認して体に叩き込んでいきます。この練習では力は入ってしまっても構いません。最短の指の移動量でどのように動かせるのかじっくり確認しましょう。これ以上ないというくらいで10回くらいはやってみるとよいでしょう。オーバートーンの練習をつんで音を出しやすくしておくことも有効です。

まとめ

結論としては、力まないという意識を取ることと正しい動作を身につけることで変な力を入れなくてすむということでした。
ゆっくりと自分の動きを確認して、何も考えずにできるまでになったら、本場は結果を気にせず演奏することが理想です。

習ったほうが上達が早いのは、伝わる情報量が違うから

こんにちは。

東京サックスポータルです。

人に習ってみるとできなかったことが瞬間的にできるようになることがあります。そのくらい対面で教えてもらうことには効果があるのですが、なぜ教本からあるいは動画や音声のみで学ぶのとこんなに差があるのでしょうか?
この辺りを伝える手段による情報量の違いから考えてみたいと思います。
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まず独学中に感じたこと

私は一時期独学で練習していましたが、当時は音源のついている教本は少なくCDが最高の教本と言われたりしていました。(これは今でもそうだとも思いますが)
そのため、ろくに読めない楽譜を頼りになんとか音を出すのですが、なんとなくでこれでよしとしていました。

そうこうしているうちに、いまいち上達を感じられなくなりモチベーションがどんどん下がってしまい、しばらくサックスを取り出すことがなくなって・・・という悪循環がはじまります。

この悪循環を打破したのはたまたま吹奏楽に誘われて仲間ができたことなのですが、ここで思ったのは、周りでみんながどんなことをやっているのかわからないと何が正しいのかわからないということです。
合奏になると否応なしに合わせる努力が必要で、うまい人はどんな音を出しているのか確認することになります。
これが耳を鍛えて少しずつ自分がどう吹くべきなのかイメージがつかめるようになってくるのです。

しかし、具体的に教本では何がわからなかったのでしょうか?

文字と対面の情報量の具体的な違い

人から習うということは、イメージの持ちやすさという点で大きな違いがあります。
しかし、なぜでしょうか?そこから得られる情報が言葉だけなら教本と変わらないのです。もちろん吹いてもらって音を確認できるという利点があります。しかし、これだけでは動画や付属の音源と変わりません。

本当に必要なのは、非常に微妙なニュアンスやコツのようなものを理解するうえでは、息づかいや全身の動かしかただったりするからです。
そういったものは並んで練習すれば一瞬でわかることがありますが、文字や楽譜などのメディアではかなり自分なりに解釈して身につけるようにしなくてはなりません。

これまでに、私もフラッターやオーバートーン、サブトーンで練習してもうまくいかないことがあったのですが、教えてもらうとサクッとできてしまったことがありました。

目に見えない喉の具合などは生でみるとかなり理解ができるようになるものです。

まとめ

人間のコミニケーションにおいて、言葉で伝わるのは実は一割程度だと言われています。
サックスは自分の工夫でうまくできることもありますが、何か行き詰まることがあれば人に教えてもらえる環境であるにこしたことはありません。

なので、独学でもセッションに行ったり、楽団に入るなり、単発のレッスンを受けるなどして生のコミニケーションをとってみてください。きっと上達のスピードが上がりますよ。

守破離 〜 サックスなどの習い事に通じる昔からの考え〜

こんにちは!
東京サックスポータルです。

突然ですが守破離(しゅはり)という言葉をご存知でしょうか?

これは昔から日本の武道や芸術を学ぶ過程を表しているものです。
サックスの練習においてもこの原則は通じるものがあり、非常に役立つエッセンスです。

それではその考えを紹介して行きたいと思います。

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先生に教えられたことを「守り」、そのまま実践することからスタートします。
習ったことをしっかり身につけておく段階です。

サックスでは初心者の時期に自己流で練習すると悪い癖がつくことがあります。
しっかりと基本となる型を身につけて上達の土台を固めていきましょう。

この段階では指の運び方や息の入れ方など細かなテクニックを疎かにぜずひとつひとつきっちり学びます。

破は先生の教え以外の流儀を取り入れて行くことです。
自分のできることがはっきりわかっていると、他の人との違いが何であるかが意識しやすくなります。そして、自分なりにアレンジしていき独自のキャラクターを作りあげていくことができます。
つまり破ではここまで学んだ型を破って幅を広げていくことになります。

サックスの演奏経験としては習ったことだけでなく、好きな奏者のコピーをしたりして、ソロを取るような段階になるかと思います。

離はこれまでベースにしていた教えを離れて新境地を見出す段階です。
自分で考えどんな表現をするのか自由に決めていけます。

まとめ

楽器をはじめて間もないころからある程度上達するまでは出来の良し悪しを他の人に委ねています。
最初のころは正しい技術を学ぶことが大事ですが、最終的には自分が何をどう表現していくかということが優先されます。

実際のところ、守の期間が長くて挫折することがあるかもしれません。
自分では離の手前まで来たかなと思っても守のところで実は課題があるなんてことはしょっちゅうあります。しかしそれは本当に普通のことで戻ったことも成長なのだと私は思います!何度もぐるぐるまわっていくことで同じことをしても視点が変わってそれぞれの技術が研ぎ澄まされていくのです。

ところで、守破離の次の段階へ移るのはどう判断したらよいのでしょうか?
それは自分で決めてしまってよいのです(^^)
ただ、振り返って何が出来て無いのか考えて、また新たなステップに向かえば必ず上達します。

サックスの練習をするとストレスが解消される訳

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスなど楽器の演奏はストレス解消によいとされています。
なぜかなと思いましたので、少し調べてみました。

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ストレスから意識を背ける

サックスという逃げ道があることによってストレッサーから意識を背けることができ、ストレス解消となります。

いろいろ抱えてしまって心にもやもやが残っているときには、一度その気持ちのフォーカスをずらすことができれば、自然と自分の中で整理がつけられます。

これはコーピングというストレスへの対処方法のひとつにある「回避」にあたります。

回避というとネガティブなイメージですが、いつでも自分でコントロールして気持ちを落ち着けられるということができれば、何があっても余裕が出てきます。

練習の中でも単純作業の繰り返しとなる基礎練習はよりストレスを解消することができるようです。個人的にはアルペジオの練習が好みです(^^)

ちなみに、脳内で作られ、精神を安定させるなど「安らぎ」を与えてくれるホルモンであるセロトニンを活性化させるにはリズム運動がよいとされていますが、まさに基礎練習はこれにうってつけですね!

呼吸によるストレス解消

腹式呼吸によるストレス解消がよく知られています。
自律神経系のなかには体を活発にして緊張感をもたせる交感神経とリラックスさせる副交感神経がありますが、腹式呼吸を行うと副交感神経が働くようになって緊張がとれるようになります。

その方法の基本は下記の手順で「息を吐く時間>息を吸う時間」として深い呼吸をすることです。
(逆をやると緊張が高まります)

  1. 横隔膜が上がっていくことを意識しながら口からゆっくり息を吐く
  2. 息を出し切ったらゆっくり息を吸い込む(息を吐くことを中心に意識してしっかり肺の中の空気を出し切ると息は自然に入ってきます)
  3. これを何度も繰り返す
  4. 呼吸の途中で何か別のことが頭によぎることがあったら、呼吸そのものに集中する

演奏中の呼吸に少し似ているような気もしますが、どちらかというと本番前に気持ちを落ち着けることに役立ちそうです。

一方で交感神経が活発にならないと集中力や学習能力が落ちますので、練習中はバランスをとる必要がありますね。

音楽そのものによる効果

音楽にある音が大きくなったり小さくなったりする「ゆらぎ」が人間の脳に働きかけて自律神経を調整することに役立つそうです。
曲にもよるようですが、よくモーツァルトの曲は適切なゆらぎを持っていると言われています。
そういえば、このような曲をあつめてヒーリングミュージックというジャンルとしてCDが販売されていたりしますね。

まとめ

サックスの演奏によるストレス解消の効果は次の3つの観点でありそうです。

  • ストレッサーからの回避
  • 腹式呼吸によるリラックス効果
  • 音楽そのもののもつ「ゆらぎ」による影響

さて、今日もサックスを楽しみましょうか!

では、また。

一度に全部できないなら、小さくできることを増やしてみよう

こんにちは!
東京サックスポータルです。

今日は演奏できるまでの積み重ねについて書いてみます。

楽譜を渡されてから演奏できるようになるまでを段階をふんで考えてみます。

吹奏楽やビッグバンドのパート譜をもらったときのことを想定していますがだいたい同じになるかなとは思います。

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積み重ね(1)タップしながら音源を聴く

初見が難しいのなら、最初は音源をタップしながら聴き込みます。
テンポ感やグルーヴを文字通り体に叩きこむようにして覚えるためです。
知っている曲だったりパターンだったりすると理解は早くなります。

まずはとにかくノリをつかみましょう。

そして、次はできれば楽譜を見ながら、タップをしながら聴きます。
欲を言えばカウントもとりながら聴きます。
自分の出番を確認したり、役割を理解したり、曲の途中で迷子になる(いわゆるロストする)ことを防ぐためです。

この辺りまできたら、軽く音を出してみてもよいかなと思います。

吹いてみるとまだまだわからない部分が多いのでこの後で修正していきます。

このあたりはくじけやすいのですが、これからコツコツ練習するのです。

積み重ね(2)できないことを明確にする

練習を進めていると何か合わないなーと感じることがでてきて、でも何かわからないということが出てくると思います。

曲に取り組んでいる初期のころによくぶつかる壁は、「出だしが合わない」「音の長さがあいまい」「休符がとれていない」です。(初心者でなくても本番近くでも全部解決していないこともよくあります(笑))

ここで何をすればよいのかというと、ものすごく遅いテンポでメトロノームに合わせて練習することです。
八分音符を1カウントにしたり、音の長さや休符の長さがわかるように設定します。楽器を吹いて合わないなら遅く歌います。

編成の大きな曲ではそもそも自分の役割がわからない、どこを吹いているのかがわからないという場合は、(1)に戻って、ひたすら数えながら楽譜を「眺める」ことをお勧めします。そして出るところがわかったら意味がわからなくても音源と合わせて吹いてみましょう。なんとなく似たようなことをやっている部分が発見できるようになってきます。
スマホのアプリで音程を換えずにスロー再生できるものがあり、それにあわせるとわかりやすくなったりします。

とにかく、自分がすべてできていなくてもどこでどのように吹くべきなのかわかる部分を増やして、できていないことを明確にします。

次にできなくてこまることはニュアンスの合わせ方です。
いろいろなテクニックを身につけないと合わないこともあるのですが、技術はともかくおおむね以下のようなところを確認するとかなり合ってきます。

  • タンギングの位置
  • 音の立ち上がり
  • 音の切り方
  • アクセントの付ける場所

楽譜で確認することはもちろん、聞いたままを声にだして歌ってみるとより細かなニュアンスがとれるようになります。

積み重ね(3)ひたすら練習する

ここまできたらできないとわかったことをじっくり解決させていきます。

  • 音の出だしがあわなかったり、音の長さがあわないなら、しっかり数えることを意識したり
  • リズムが合わないなら休符を確認したり
  • 指が間に合わないなら運指を見直したり、繰り返しの練習をしたり
  • その他いろいろ

のようなことに取り組んで少しずつできることを増やしていきます。
すべてを一度に解決しなくてもよいので一つ一つ丁寧にこなしていきましょう。
練習の前にたとえば「出だしだけは合わせる」と決めて取り組んでみて何も考えずにできるようになったら、次は指の間違うところを確認してみるなどして、小さくできることを積み上げていきます。

ここで大事なのはたとえ間違っても自分の指の都合や息の都合で演奏しようとしていることを変えないということです。
(1)と(2)でどのように吹きたいかわかったらそれに向かっていくことで上達しますので、どう吹きたいという意識はどんなときも保つようにしてください。

まとめ

  1. まずはどう吹くべきなのかイメージをしっかり持つ
  2. できないところはどこなのかはっきりさせる
  3. できないところをつぶしていく

このような流れで練習を取り組んでいくことでできないことを放置しなくなるので、「なんだかわからないけど、練習してもいつまでたっても上手くならない」というようなことがなくなります。

もしお悩みのようでしたらここで書いたような意識で練習してみてください。

できるようになるともっと楽しくなりますよ!

では。

サックスをはじめると音楽の聴き方が変わってきた

こんにちは。

東京サックスポータルです。

サックスをはじめてからいろいろ音楽の聴き方が変わってきました。
それがいいのかどうかは個人の楽しみですが、私は基本的にマニアックな感性が嫌いではないので、楽しく過ごしています(笑)
少しでもアーティストの意図を読み解いていける力があるとより楽しくなるのはどのような芸術も同じですよね。

サックスを演奏することも聴くほうももっと楽しみましょう!

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複雑なリズムが理解できるようになってきた

シンコペーションやポリリズムといった複雑なリズムは演奏してみてはじめてその難しさがわかります。
現代の曲でそのようなパターンがないようなものはほとんどないのですが、聴いているのとはえらい違いです。

細かなビートの感じかたについてもわかってくると「音のハマり具合い」がより明確になり、プロや上手い人のグルーヴのしかたに感動します。

ハーモニーの美しさに聴きいるようになった

サックスを演奏するようになると音程にシビアにならざるをえません。
なぜかというとこの楽器はキーを押さえればピッタリの音程がでることがないためで、演奏者は常に音の高低を気にすることになるからです。合奏などしているとチューナーを常に手元に置いている人も見受けられます。
私は吹奏楽に在籍していたことがあるのですが、ここでは殊にハーモニーは大切にされていて、合奏の前にハーモニートレーニングを行っていました。
純正律というもっとも和音がきれいに聴こえる形ではまったときには「これだ!」と思える響きでまとまります。

こういった体験から素晴らしい響きを出すバンドの演奏を聴くと深い感銘を受けるようになります。

聴く音楽の幅が広がった

もともと、サックスをはじめたころはジャズ中心にCDを買いあさっていましたが、吹奏楽をとおしてクラシックを聴くようになり、バンド活動をとおしてスカやロックも聴くようになりました。フジロックなどのフェスにも毎年足を運んでいます。

なんでも好きになるわけではないですが、周囲から刺激をうけて幅が広がるのは間違いありません。

まとめ

サックスなど楽器を練習しはじめると最初は気づかなかったリズムやハーモニーを楽しめるようになり、音楽を聴く幅がぐっと広がります。
何事も理解が深まるとより楽しくなるものです。
もっと音楽をマニアックにどっぷりハマってより楽しい生活をおくりましょう!

では、また。

実録。はじめてのサックス購入

こんにちは。

東京サックスポータルです。

はじめて楽器を購入されたときどのようにされましたか?
知り合いについてきてもらったり、レッスン開始にともなって講師の方に選定してもらったり、人それぞれだったかと思います。

今回は私の購入体験を語らせていただきます(^^)
今思うともっとこうしておけばよかったと反省することもありますが、そのへんもこれからの方には役立つかもと考えていますのでそのまま書いていきます。

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サックスを購入したきっかけ

大学に入ってからジャズサックスに魅了されて、いろいろ聴いているうちに自分も演奏したいと思うようになりました。
そこで、ジャズ研究会に入って借りられないかと相談してみたのですが、小さなサークルだったので余剰はなくあえなく断念…
数日間、見学だけという状況が続きました…

吹けないと思うと余計に想いはつのってしまい諦めきれなかったので、購入を決意しました。
ちょうど自動車免許のローンが終わったという解放感も背中を押したようです(^^;;

楽器の選定

決意してからサークルのメンバー数人の都合の合う日を決めて、楽器店にむかいました。
当時は今ほどメーカーは流通していなくて店頭にあるもので予算を考えるとヤマハかヤナギサワくらいしか選択肢がありませんでした。
そこから、付き添いにきている人に問題がないか確認してもらって、あとは音色の好みを考えました。

選定の結果、無事(?)ヤナギサワのサックスをローンを組んで手に入れることができたのです。

選び方としてよかったところ

もともとジャズ志向の強かった私ですが、後に吹奏楽やビッグバンドなどをやるうえで、三大メーカーの一つであるヤナギサワを選んだことはよかったと思っています。
マウスピースなどのセッティングを変えることでいろいろなジャンルの演奏ができました。

後になってどうかなと思ったこと

実はそんなにないのですが、プロが選定したものではないことで、上手くいかないときに楽器の問題ではないかと疑うことがありました。
楽器店に持って行って信頼できるリペアマンに確認してもらうと「良い楽器ですよ」と言われたので奏法の問題だとすぐわかりましたが…

結果的に選定はうまくいったのか?

人に吹いてもらって好みの音色とわかっていたことや、後付けですがヤナギサワという安心できるメーカーに当たったことで素性に対しての不安がないので、問題は自分のこととして練習に打ち込めました。
やっぱりビンテージが欲しいとか心が揺らぐことはありますが、この楽器で練習を続けてきてよかったなと思います。

最初の楽器は百点満点である必要はないのでこれで十分です。

まとめ

客観的に好みかどうか確認して安心できる品質のものを選ぶことが大事!
(気に入らないのは買わない!)

選び方については、別ページでも解説しています。よかったら読んでみてください(^^)

「初心者のサックスの選び方」

サックスを安く買うには

こんにちは。
東京サックスポータルです。

これからサックスをはじめたいけど楽器の値段が高いのでなかなかはじめられないと思っているかたも多いのではないかなと思います。

ここでは少しでも安く購入できるような買い方を紹介します。多少のリスクがあるので、しっかり考えてのご購入をお願いします!

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中古楽器

新品にこだわらなければ中古楽器を選択肢に入れてください。
信頼できるショップでしたらすべてオーバーホール済みで受け渡しされます。
店によっては数年間は無理で点検と調整をしてくれるサービスもあります。

オークション

ヤフーオークションには初級から中級クラスの楽器がよく出品されています。
少し調べるとYAS-62あたりのヤマハ製がすぐ出てきます。
中古相場より安く手に入りますが、状態には注意してください。不明な点があれば出品者に問い合わせを!
ある程度の知識がないと信頼できる出品者かどうかわからないと思いますので、詳しい人に聞きながら購入するのが良いでしょう。

ひどい場合は演奏できるようにするためにオーバーホールが必要になってしまい、数万円の出費がかさむことがあります。ケースによっては修理不可なことも…
ちなみに、有名なメーカーほどパーツが手に入りやすいのでだいたいの場合は直ります。

チェックポイントは

  • ラッカーはがれなどの見た目の使用感
  • へこみの有無や修理履歴
  • 入手経路

あたりです。

海外のオークションサイトも視野に入れるともっと安く買える可能性が上がります。

安い価格帯のメーカーを選ぶ

かなり幅がありますが、マルカートやアンティグアなどの安価なメーカーを選ぶのも一つの手かと思います。
有名な楽器店が後ろにいますのである程度安心できます。

友達に譲ってもらう

買い替えを検討している友達に譲ってもらえればかなり安く(場合によってはタダ?)手に入れられます。
ただし、タイミングが合うのかとか楽器の状態に注文をつけにくいとか、友人のレベルや信頼性などの不確定な要素も多いのであまり期待はしないほうがよいでしょう。
運が良ければ素晴らしいものを譲ってもらえるかもしれませんが。

質屋、リサイクルショップ

ほとんど仕入れのようですが…
足繁く質屋やリサイクルショップに通っていると驚くような値段で店舗にサックスがならんでいることがあります。
目利きがきかないとかなりギャンブルですが、思わぬ掘り出し物に出会うことがあります。

まとめ

初心者の場合は、楽器店で中古にするか安価なメーカーを選ぶのが無難です。
まわりに詳しい人がいるのであればオークションなども検討してみてください。

楽譜になかなか慣れない、追いつけないを解決するには。

こんにちは。
東京サックスポータルです。

初心者の方で楽譜になかなか慣れられず練習が辛いという方も多いのではないでしょうか?

私も辛いです(笑)
実際演奏してみると楽譜からはなかなか読み取れないものも多くて苦労します。

休符が長かったり、リズムの複雑なものは音源があっても頭に入らないものです。

そこで、今回は楽譜を完全に理解するまでの前準備を考えてみたいと思います。
この準備ができていると演奏中に迷子になったり、拍がずれたりしても復帰できるようになります!

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音源を聴きながらタップしてみる

私が一番最初に行うのは、音源を聴きながら、楽譜を読み流すことです。
余裕があればリズムも理解しようとしますがまずは「聴く」ことと「数える」ことに徹します。
聴くといってもいろいろな音が鳴っているので何を?と思うでしょう。
ここでしっかり聴くのは拍です。様々なパートがどんな複雑なリズムがあろうが、拍を感じて自分でタップできるようにします。

楽譜を読み流す

次に音源をかけながら、タップしながら楽譜を眺めます。
だいたい自分の音がこのあたりから出て、フレーズがこのあたりで終わるなーというところが解ればOKです。

最初はこれを徹底的にやりましょう。
相当複雑でなければそこそこできるようになります。
慣れれば変拍子の入り混じったものでも、けっこう理解できるはずです。

いきなり楽器で演奏するよりは難易度は低いので気軽るに読み流しましょう!

ロストした場合の復帰ポイントを探す

曲の流れの中では、場面が変わるような区切りの良いポイントがいくつかあります。
楽譜上、どの位置にそれが来るかと言うとダブルバーのところです。

ダブルバーは五線紙の小節の切れ目の立ての線の部分が二本になる部分です。

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あとはリピートするところもきっかけになるので、おさえておきましょう。

楽譜によっては練習番号がふられていることがありますのでそこも要チェックです。ちなみに番号と言いながらアルファベットで記載されていることが多くみられます。

まとめ

まずは自分の役割、特に出るところと終わるところを把握しましょう。
そして、音楽に復帰できるタイミングを見つけておきましょう。

大枠をつかんだら、どんどん細かくつめていきます。最初はいろいろつっこまれるとは思いますが、めげずに完成を目指して練習すればよいのです。

がんばりましょう!

サックス練習の集中力を高めるためには

こんにちは。
サックス楽しんでますか?

東京サックスポータルです!

いきなりですが、練習に集中できてますか?
ダラダラとした練習はなかなか上達しなかったり、下手をすると間違いを覚えてしまったりとなってしまいます。

・ウォーミングアップ

・時間の制限をつける

・競い合う

の三つのポイントをおさえて練習の集中力を高めることができます。

ウォーミングアップ

楽器を取り出していきなり吹いて適当にゆびを動かしたりしてませんか?
最初に確認するのは思ったとおりに吹けるか、吹けないならどこを調整するかです。
音が揺れてるなら、アンブシュアや息の入れ方に問題がないか?指が転ぶなら、構えなどがいつもと違いがないか?を確認していきます。

また、練習する内容や楽譜を確認して、練習の目標をはっきりさせていきます。

時間の制限をつける

試験勉強などをしていて当日まで日にちが少なくなってくると、追い込まれて集中力が高まるということがあったというかたは多いと思います。

また、試験中に残り時間が10分切ってからすごく勢いで問題が解けたということもよくあります。

わかってはいるけどなかなかできないものだと思われたでしょうか?

なかなかできないのは、練習に入ってからなんとなく練習するとこを決めているからではないでしょうか?

そこで、お勧めしたいのは手帳などに練習メニューを制限時間付きで書いて置くことです。
練習時間がもったいないですので、事前に決めておきましょう。ウォーミングアップのときに書き出してもよいと思います。

競い合う

音楽は競うものではありませんが、同じ楽器を練習している仲間がいると刺激になりやる気が出てきます。
周りの出来がよくなってくると、自分もやらないととおもうものです。

特にパート内でコミュニケーションをとっていると、できないことがはっきりしてきますしアドバイスももらえますので、ひとつひとつの練習に力が入ってきます。
自分は初心者のころはしょっちゅう同じ吹奏楽団にいる友だちと二人でカラオケに行って、いろいろ教えてもらっていました。
余談ですが、カラオケボックスはフリータイムがあるので何時間も練習ができます。

まとめ

個人練習では楽器を触る前から練習を行う準備をして、やると決めたことを決めた時間の中でやる。そして仲間を作って切磋琢磨する。

これらが出来ればものすごく集中して練習ができるはずです。