サックスの演奏で力まないようにするには

こんにちは。

東京サックスポータルです。

サックスの練習をしていると「力まないで」というアドバイスをしばしばもらいます。
でも、そんな簡単に脱力できるものでしょうか?

IMG_2087.JPG

なぜ力んでしまうのか

一般的に力まないようにすればよいとはみんなが考えていることです。
確かに、ミスしてしまう理由として力みは大きなファクターです。
そこで「リラックスして!」とか「落ち着いて!」という助言を受けることになります。
しかし、その結果より力んでしまってうまく行かないということはなかったでしょうか?

力んでしまう原因は?

力んでしまう原因には、大きく二つあります。
「力まないようにしなければいけないという意識自体が力ませている」ケースと「力まなければ動作できない状況にある」ケースです。

前者は、自分にプレッシャーを与えすぎてしまう意識の問題で、後者は技術的に問題があるということになります。

力みの解消方法

これら問題を取り除くには、それぞれ次のような方法があります。

  • とにかく思いっきり力を抜いてみる
  • 「間違わないように!」とか、「良い音で吹かなくては!」などの考えを一切もたないで力を抜いて吹いてみると、思いがけず指が早く動いたり、良い音で鳴ったりします。
    この感覚を覚えます。
    練習をしていると意外と「あれをやらないと、これをやらないと」と必死になっていることがあります。
    この状態になっているとわかったら、意図的に力を抜くようにしてみるのです。結果はここでは気にしません。気にすると緊張するからです。つまり、結果を求めすぎると失敗してしまうのです。

  • 正しい姿勢、動作を身につける
  • 力みは難しいフレーズや早いパッセージを演奏する際に出てしまいます。ですので、ものすごくゆっくり練習して一番楽になる姿勢と動作を確認して体に叩き込んでいきます。この練習では力は入ってしまっても構いません。最短の指の移動量でどのように動かせるのかじっくり確認しましょう。これ以上ないというくらいで10回くらいはやってみるとよいでしょう。オーバートーンの練習をつんで音を出しやすくしておくことも有効です。

まとめ

結論としては、力まないという意識を取ることと正しい動作を身につけることで変な力を入れなくてすむということでした。
ゆっくりと自分の動きを確認して、何も考えずにできるまでになったら、本場は結果を気にせず演奏することが理想です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です