指のひっかかりの解消法

曲やスケール練習をしていると、どうしても指がうまく動かず、ひっかかるところが出てきます。
指が回らないとかころぶともよくいわれますが、間に余計な音が入ったりリズムが崩れたりすることです。

ここでは幾つかその解消法を紹介します。

◆二つの音を繰り返す

ひっかかるところからひとつもどってひたすら繰り返します。
例えば、ソ→ドとしたいところでソ→ラ→ドとか運指にない押さえかたになってソ→無音→ドとなる場合にソ→ド→ソ→ド・・・と単純に繰り返して音を出すという練習です。

闇雲に早くやれば良いというものではないのでしっかりミスがないことを確認しながらやりましょう。

手順としては次のようにします。
1.ひっかからずスムーズに演奏できる目標のテンポを決める
2.指がひっかからないテンポにして、繰り返す練習をする
3.繰り返す中でもつれないかしっかり確認する
4.問題がなければテンポをあげる
5.目標のテンポまで2.〜4.を行う

当たり前のようですが、ムキになってとにかく指を動かすということをしても解消されません。
必ず音がどうなっているのか確認します。
これはどのような練習でも共通することです。

◆繰り返し方のバリエーション

一定のパターンで練習しても良いのですが、より柔軟な指の動きを身につけるために、バリエーションを増やしましょう。
メトロノームを使って安定してできているかもチェックです!

  • 8分音符で繰り返す
  • 通常、こちらをイメージされるかと思います。

  • 3連符で繰り返す
  • 拍の頭が入れ替わるので難易度が上がります。

  • 16分音符で繰り返す
  • 8分音符でのパターンを単純に倍にして速さを身につけます。16分音符をしっかり感じられるようにすることも、リズム感を向上させるために必要です。

    ◆練習時のチェックポイント

  • 音がスパっと切り替わっているか
  • ゆっくりのテンポでも指が機敏に動かないと切り替わりが不自然になります

  • 指の動きに問題がないか
  • ソ→ドの例ですと、人差し指と薬指が同時に離せているか、離したときにキーに指がついているかなどを確認します

    サックスの上達にはこの様な一つ一つの動作を丁寧に確認することが大事です。

    焦らずにじっくり取り組んでみて下さい。


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