自分にあったストラップを使うと演奏する際の身体の負荷を下げることができます。
ストラップは直接音に関わるところは少ないのですが、無理なく演奏できることで結果として良い音につながります。
フックの部分が少し影響を与えると言う話もありますが、ガラリと変わるほどではありません。
まず、ストラップには大きくわけて二つの系統があります。
「(普通の)ストラップ」と「ハーネス」です。
◆ストラップ
首からぶら下げるタイプでもっとも使用されているものです。
フックやネックパッド(首の後ろにあたる部分)の材質にさまざまなバリエーションがあり、選択肢が無限にあります。
おすすめしたいのは、ネックパッドの部分が厚手のものです。
私が試したものの中ではツェブラというメーカーのストラップが良かったです。
また、バードストラップのように首の締め付けを抑える工夫がなされているものもあり、こういったタイプもよさそうです。
なお、ネックパッドの革部分は定期的に拭くなどしてきれいにしないととんでもない悪臭を放つことがあります。
ご注意ください(それで一つ捨てました。。)
私の周囲で評判が良かったメーカーをあげておきます。
・ツェブラ
・B.Air(バードストラップ)
・石森
ストラップタイプのメリットは次のとおりです。
■ストラップのメリット
・種類が豊富
・演奏中の姿勢に自由がきく。動きやすい。
・安価なものが多い(材質によってはすごく高価。。。)
■ストラップのデメリット
・首への締め付けが強く、痛みにつながることがある
(さまざまな改良で良くなっているものもあります)
首回りの締め付けによって、息を入れづらいことや姿勢がつらいといったことがある場合はハーネスも検討してみてください。
◆ハーネス
楽器を首ではなく肩にかけるような形になります。
タスキのような形状となっており、BGやブレステイキングあたりが有名です。
最近はブレステイキングが非常に売れているようです。
■ストラップのメリット
・身体への負荷が効率よく分散されている
・首への締め付けによる呼吸への阻害が軽減される
■ストラップのデメリット
・調整箇所が多いので装着が少し面倒
・選択肢が少ない
・(好みもあるが、、)見た目がいまいち
◆音へのこだわりポイント
ジャズの奏者でこだわりがある人がいるのですが、各パーツによって音色が変わるといわれています。
(私はそこまでは感じませんが、、、)
選択肢はいろいろあるので確認してみてください。
・フック
楽器をひっかけるフック部分。金属のほうが明るく良い響きになるといわれています。
・ストラップのひも
鎖骨のしたあたりからフックまでのひも部分が金属(チェーン)になっているほうが響きがよいという人もいます。
—
サックスの楽しみの一つは道具選びという面もあります。
ストラップも奏者のこだわりがあわられますので、いろいろ試して選んでみてください。
おそらく一回で最高のものは見つからないと思いますし、年々身体もかわりますのでときどき見直してみてください。
B.AIR サックス用ストラップ BIRD STRAP バードストラップ BS-CP-M Mサイズ
BG / フランス サックス用ハーネスストラップ 女性サイズ S41M