ライブでしばしば使用するマイクですが、いくつか種類があります。
実際に使う場合に、どうしたらよいのかわからないでセッティングにまごつくことがあると思いますので、ここではそのあたりを説明しておきますね。
◆マイクの種類
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクに大別されます。
・ダイナミックマイク
一番よくみかけるマイクで、ライブハウスやスタジオで借りるとこれがでてきます。
電源供給が不要で頑丈です。
・コンデンサーマイク
電源供給が必要なマイクですが、クリアで繊細な音質で録音ができます。
レコーディングで使用されることが多いです。
繊細な構造なので扱いに注意が必要です。
音が出てるか叩いて確認するようなことはしないほうが良いでしょう。
◆コンタクトマイク
サックスなど管楽器に使用されることの多い、クリップ式のマイクがあります。
ベルに固定して音がとれますので、動きながらの演奏もしやすくなっています。
ほとんどのメーカーがコンデンサーマイクを採用していますので、こちらも扱いに注意です。
電源供給が必要になるので、次の二形態で販売されています。
-電池パックあり
乾電池から電源供給されます。
そのため、ミキサーなど他の機材から電源を取らなくても大丈夫です。
スタジオやライブハウスによっては電源がとれないことがありますので、重宝します。
-電池パックなし
先にも書きましたが、外部の機材から電源供給が必要になります。
部品が少ないのでかさばらないですむのと、安価に手に入ります。
ただし、使用の際はスタジオに「ファンタム電源」つきのミキサーがあるかを確認してください。
◆マイクのセッティング
通常はベルの先をねらってマイクを向けますが、演奏のバランスをみながら調整します。
・マイクとの距離
マイクと楽器の距離を近づけると音量が大きくなり迫力は増しますが、あらくかたい印象がでてきます。
ボーカルのバックやアンサンブルをするときはバランスがよくなるように離していきます。
・マイクを向ける方向
通常はベルの先ですが、左手のあたりをねらうことがあります。
低音が強調されすぎて音域のバランスがとれないときに試してみてください。
ソプラノサックスはこのあたりのバランスが難しいので、ベルと左手の向きに一本ずつ使用して音を混ぜることもあります。
一本しかマイクがとれない場合、自分の過去の経験からソプラノについては左手をねらったほうがよいと思います。