◆素材
ケーンという植物を乾燥させたものからリードは作られています。
最近はプラスティック製の人工リードも増えてきました。
◆各部の名称
各部の名称は図のとおりです。
(バンドーレンHPより http://www.nonaka.com/vandoren/reeds.html)
◆カット方法
大別してファイルドカットとアンファイルドカットの2種類があります(それぞれフレンチカット、アメリカンカットとも呼ばれます)。
各部の名称の図で「表皮を削った部分」とありますが、アンファイルドカットではこの部分がありません。
クラシックや吹奏楽の奏者はファイルドカットのものを選ぶことが多い(というかクラシック向けはほとんどこのカットしかない)。
ジャズ・フュージョンその他のプレイヤーは多種多様なマウスピースやスタイルが存在するので、マウスピースの相性でどちらも選ばれます。
◆厚み
リードの厚み(硬さ)を示す番号(あるいは記号)が各メーカーで設定されています。
先にも出てきたバンドーレンのホームページには比較表ありますので、参考にしてください。
音の良し悪しの観点ではなく、演奏のスタイルやマウスピースによって選ぶ硬さが変わります。
初心者はまずは下記のセッティングで始めるとよいでしょう。
マウスピース : セルマー S80 C☆(あるいはラバーのマウスピースで同じ程度のチップ・オープニングのもの)
リード : バンドーレントラディショナル(通称「青箱」) 2 or 2 .5(2 1/2とも書く)
◆選び方
一箱購入するとリードは一枚一枚ばらつきがあります(あえてばらつかせているという話もある?)。
なるべく
・繊維がリードの縦方向に平行でまっすぐ
・サイドの左右の厚みが均等
なものを選びましょう。
大体良く鳴るものは10枚中1~2枚です。
普通に鳴るのは3~4枚で、残りは削るなど手を加えることで鳴るようになるようなものになります。
実際に吹かないことには選別はできませんが、目安にしてみてください。
とりあえず最初は定番の設定で、その中で比較的鳴らしやすいもので練習するとよいと思います。