tokyosax のすべての投稿

普段の基礎練習は何をやったらよいですか?

こんにちは。

東京サックスポータルです。

ある程度上達してきて、自分の課題になっていることがわかっている場合はそれに合わせたルーティーンを組めばよいかと思いますが、初心者の方は何をすればよいでしょうか。

まずはこれをやってもらいたいと私が思うことを書いてみます。

ロングトーン

何はともあれ最初はロングトーンです。
噛まないリラックスしたアンブシュアで、お腹に力を入れてまっすぐ音を伸ばします。

  • 音の出だしがスムーズか
  • 音に揺れていないか
  • 自分の良いと思う音色か

を意識していろいろな音域で音を出します。

スケール練習・分散和音(アルペジオ)

演奏する上では様々なスケールがありますが、まずはメジャースケールを全ての調で、全音域で上がって下がる練習をしましょう。
まずは、テンポ108で一つの音が8分音符で吹くことが目標です。
また、それぞれのキーのメジャーセブンスコードも吹きましょう。(Cならドミソシ)です。
これも全音域で上がって下がります。
これくらいできてくると指もだいぶ動くようになると思います。
しっかりメトロノームにあわせて練習します。

タンギング

自分の音を出すのが苦手なところを練習します。
クリックはテンポ60くらいで、8分音符・三連符・16分音符とどんどん細かくしていきます。
慣れたらテンポをあげていきます。

まとめ

ここまで書いた、ロングトーン、スケール練習、タンギングは本当に基礎練習の中の基礎練習ですが、一つ一つを丁寧にやると意外と出来てないものです。
それぞれ5分ずつでも取り組んで完璧を目指すつもりでやってみてください。

これらのことがしっかりできると多少難しい曲でも難なく演奏できるようになってきますので、頑張りましょう!

ロングトーン再考

こんにちは。
東京サックスポータルです。

基礎練習のなかの基礎練習、ロングトーンですが、気をつけるべきポイントをあげてみるとなかなか深いです。

なんとなくやってしまっていたロングトーンの練習を見直して一段上の音色・音質を手に入れましょう!

まずは徹底的にちりめんをとる

アンブシュアが固すぎたり、しっかりお腹を使えていないと「ちりめん」が発生します。
ちりめんとは、意図しないで音がプルプル震えて勝手にビブラートになることです。

とにかく、耳を凝らして一つも揺れない音を全音域で出せるまでやりましょう。
中音域のドあたりからはじめて、B♭まで一つ一つ一つ鳴らして、できたら今度はF#まで上がります。
一日一つくらいに絞ってもいいのでじっくりこなしてください。

クレッシェンドとデクレッシェンドをつける

一回のロングトーンの中にクレッシェンドとデクレッシェンドを入れます。
具体的には、メトロノームを使って、最初の4拍はppからffまで音を大きくして、次の4拍でppに戻すというような練習です。

実際の演奏では、狙ったところに狙った音量を出すのがとても重要になります。
そのために、この練習をしておくとよいでしょう。
全音域で様々なパターンでやってみてください。例えば、最後の2拍だけで音量を変えてもよいのです。

まとめ

まずは、ちりめんをとるのと音量のコントロールを身につけてください。

ロングトーンのページで詳細や他に気をつけるべきこともを書いています。

参考にしてみてください。

マウスピース変えたい病かなと思ったら

こんにちは。
東京サックポータルです。

日々練習をしていると、ふとかかる病。
それがマウスピース変えたい病(笑)です。

音色を少しでもよくしたいということはサックスプレヤーにとって永遠の望みです。

特に、ジャズなど個性ある音色を求めるジャンルでは少しでも自分の理想の音に近づけるために、いくつものマウスピースを試してみたくなります。
もちろんクラシック系のサックス奏者もppを綺麗に出したいとか、温かみのある音にしたいなどの微妙なこだわりをもってマウスピースを取り替えることもあります。
そして、マウスピースを変えることで、音色や吹奏感が大幅に変化するので、一度こだわり出すと次々に別のものを試してみたくなります。

しかし、本当にマウスピースを簡単に変えることがよいことなのでしょうか。

これからどのようなことを検討したらよいのか書いてみたいと思います。

使用中のマウスピースの不具合の有無

そもそもマウスピースに不具合があるときには交換しましょう。
例えば、落としてしまって吹き込む先端のティップが欠けてしまったり、前歯のあたる部分が削れてアンブシュアを作るのに支障がある場合などです。
また、演奏が安定してきたことや、他の人に吹いてもらったことで、作り自体が良くないことが発覚した場合も交換を検討しましょう。

演奏したいジャンルを変えるのか

いくら奏法しだいで音色が変わると言っても今までと違うジャンルで演奏したい場合で方向性が変わるケースはマウスピースを変えたほうが良いでしょう。
そして、大きくジャンルの壁を超えるような変更の場合はマウスピースの性質をふまえてどのような形状・材質のものを選ぶべきか大きな方針を決めたほうが無難です。ジャズをやりたいのか、クラシック・吹奏楽を楽しみたいのかを考えましょう。

奏法に問題はないか

サックスの音色は口に近いパーツから順に大きく影響を受けます。
そのため、多くのプレイヤーは自分に合った様々なマウスピースを探すことになりますが、結局はもとの音に戻ってしまうことが多いようです。
音色を変化させるテクニックが身についていない場合は奏法を見直すことも考えてみましょう。

また、マウスピースはある程度の時間をかけなくては自分に合ったものかどうかわからないので、よっぽど気に入らないものでなければ1年くらいは使ってみましょう。
今、使用しているマウスピースの特徴をしっかり把握してからのほうが次のものを選びやすくなります。

処方

マウスピース変えたい病にかかったと思ったら、ここまで書いたように「不具合がないか」「やりたいジャンルに変化はないか」「奏法に問題はないか」を冷静に見直して無駄にお金をかけないようにしてください。

ただ、マウスピースを選ぶこと自体は楽しいもので、それを否定するものではありません(^^)
いろいろ試したからわかるということもありますので。

では、今日はこのへんで。

サックスでアドリブができるまで、何回も言われること

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスをはじめてアドリブができるようになりたい!と考えているかたも多いかと思います。

それでレッスンなどを受けるとある程度できるようになるまで教えられるアドバイスは毎回ほぼ一緒です(^^;;

ただ、それくらいいい加減にしていると先に進めないポイントがあるのです。

これらのポイントは、なかなか強い意思をもって練習を続けるのが難しいので、レッスンで何度もチェックしてもらうようにしていきます。

コードをさらう

コードと言うと「難しそう」と敬遠されがちですが、ここがスタート地点といってもよいでしょう。
コードの構成音を吹くアルペジオの練習をみっちりやってアドリブに望まなければなりません。
しかし、これを十分にできてないので、レッスンでは毎回指摘されることになります。

コードをさらうメリットを挙げておきます。

  • アドリブする音に迷いがなくなる
  • 外さない音を把握できるので出す音に迷いがなくなります。

  • コードトーン以外の音をアプローチに使える
  • コードトーンを理解していると、それ以外の音を出しても意味のある音使いができるようになります。

アプローチのためにスケールを覚えるのはコードをおさえてからになります。
曲にもよりますが、ブルースでは6種類程度しか使われませんので、覚えてしまいましょう!
コード一つあたり10〜20分ほど練習するとかなり身体で覚えられます。

パラパラ吹かない

スケールやコードを覚えてくると、指を目一杯動かしたくなります。
よほど熟練していないと、こういったことを聴かせられるのは難しいことです。

理由はリズムが崩れることや、同じような音の動きが多くなって飽きられることなどです。

サックスなどの管楽器はロングトーンを聴かせることができますので、効果的に単音を使いましょう。音色を変えたり、ビブラートやトレモロを入れたりすることでかなり表現の幅ができます。

また、よく言われるのが、休符をタップリとることです。
これによってリズムに変化をつけたり緊張感をもたせたりすることができますし、間を開けることで次のフレーズを考えることができます。

まとめ

アドリブでは、コードをしっかりおさえて出したい音を確実にとりいれて、指まかせにしないで自分の作りたいフレーズを作ることが最初取り組むべきことになります。

演奏技術があってもこれらができないで、雰囲気のでないアドリブを吹いている人はたくさんいます。

自分の意思の入った音を一つ一つ積み重ねて説得力のあるアドリブを楽しんでください!

では、今日はこのへんで。

ゴールデンウィークにサックスを楽しむ

こんにちは。

東京サックスポータルです。

いよいよゴールデンウィークが近づいてきましたね!

イベントがたくさん催されますので、どこかに足を運んでみてはどうでしょうか。

豊洲野音カーニバル

ゆりかもめの新豊洲駅前で開催されるイベント豊洲野音カーニバルです。

豊洲野音カーニバルHP

2015年4月29日(水・祝)
公演時間
開場 11:00 / 開演 12:00 / 終演 20:00(予定)
チケット料金
一般 / 6,300円
中高生 / 2,000円
※中高生(2,000円)のチケットは当日会場にて販売。
※小学生以下は保護者同伴に限り無料
※会場で別途1ドリンク代¥500が必要。

第30回吉祥寺音楽祭

ゴールデンウィーク期間に吉祥寺で開催されるイベントです。
5/2のジャズコンサートでは中村誠一さんが出演されます。
他の日程で吹奏楽の演奏もあるようですので気になるところに足を運んではいかがでしょうか。

第30回吉祥寺音楽HP

2015.年5月2日(土)
開場:16:30  開演:17:00 終演18:30頃 全自由席

会場:武蔵野公会堂(パープルホール)

前売¥2.800(税込)当日¥3.000(税込)

探せば他にもイベントがあると思いますので、ライブカレンダーにも掲載したいと思います!

サックスライブカレンダーへのリンク

では、今日はこのへんで。

流行りはビブラートに現れる

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスの奏法で代表的な装飾のつけかたの一つであるビブラートは、その時々の音楽の流行りが現れます。

ビブラートとは?

音をのばす際に滑らかに音程を変化させて、響きを強調する奏法です。

サックスの場合は、アゴを上下に動かして、リードにかかる圧力を変化させることでビブラートをかけます。

過去にみられたビブラートの流行り

サックスが発明された直後は奏法が確立していないこともあったのかもしれませんが、ほとんどビブラートをかけることはなかったようです。
しかし、フランスのクラシックサックス奏者マルセル・ミュールがビブラートを取り入れはじめることで、多用されるようになってきました。
クラシック系のサックスでは均一なものが好まれますが、ほかジャンルに比べてスタイルに大きな差はないように感じます。

一方、ジャズのスタイルでは時代とともに様々なかけかたがあります。
モダンジャズで使用され始めたサックスはコールマンホーキンスとレスターヤングで最初からビブラートのかけ方が異なります。
コールマンホーキンスはたっぷりとビブラートをかけるスタイルで、レスターヤングはほとんどかけません。
この時代のビブラートはぶら下がり気味に音程を大きく下げて戻すような表現が主となっていました。

その後、ジョンコルトレーンなどはロングトーンの最後にだけにかけるようになります。
現在では、音程はあまり変化させないで、長い周期でゆるやかにビブラートをかけたり(バラードでよく聴かれます)、音色をしっかり聴かせるためにビブラートを一切かけないというスタイルが多くなっています。

まとめ

これまで様々なジャンルや時代でビブラートのスタイルが確立されてきました。
近年は、音楽が多様化してきており、昔のジャンルの影響をうけることもあるのでこのスタイルが今の流行りというものは言えないかもしれません。
なので、過去のいろいろなビブラートのかけ方を学んでおいて、演奏中はどういったビブラートをかけているのかということをしっかり意識できると音楽にも自分の意志がこめられると思います。

では、ビブラートの練習をがんばってください。

こちらで練習方法を説明しています!

ビブラート

サックスはマニアックにはまり込みやすい楽器

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックス仲間と話しをしていると、「マニアックな世界だなー」と思うことがしばしばあります。

なぜ、そのような傾向があるのか考えてみました。

カスタムパーツが多い

サックスの部品数はおよそ600もあり、それぞれが音に影響をおよぼしています。
そのため、世界中の様々な工房がカスタムパーツが単独で販売されているわけです。
マウスピースは最も好みに合わせて買い替えられるパーツですが、指をかけるサムフックやネジにいたるまで幅広く出回っています。
さらに、それらの素材やメッキの種類までバリエーションを加えると、無限にカスタマイズすることが可能です。

勝手な憶測ですが、楽器のなかでここまでいじれるのはギターとサックスくらいではないでしょうか。

奏法の幅が広い

サックスは最も声に近い楽器と言われており、吹き方で音色がものすごく変化します。
クリアなクラシックらしい弦楽器にも例えられるような表現から、演歌のようなコブシまわしや、ダミ声のような音も出すことができます。
その音は奏者によって非常に特徴があり、好きな人は音を聞いただけで、プレイヤーを当てることもできるほどです。

また、マニアックなサックス奏者たちは常に音色を探究しているので、奏法にとても敏感です。合奏で練習していると、ものまね大会が始まることもしばしばです。

まとめ

サックスは道具としてのカスタマイズの楽しさや、表現の幅の広さからいくらでも探究することができてしまいます。
さらに極めれば極めるほどにマニアックな仲間同士で盛り上がるようになり、細かいパーツの知識を披露したりしていると、側からみていると何を話しているのだろうという世界になってきます。
こう言ったところが、サックス吹きをマニアックにするのでしょう。

もちろん演奏上とても役立つことも含まれていますし、探究心の現れですので、よくわからないことを言っていてもあたたかく見守ってやってください(^^)

最後はなぜかお願いになってしまいましたが、今日はここまでです。

では。

社会人ビッグバンドで演奏活動してみよう

こんにちは。東京サックスポータルです。

サックスを始めたいけどなかなか始められない、どこで活動してよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

活動の選択肢として社会人ビッグバンドをひとつのお勧めにあげたいと思います。



理由その1 敷居が低い

ビッグバンドといえばジャズ、ジャズといえば難しい!…なのにジャズのバンドでの活動は敷居が低いとはどういうこと?と思われたかもしれません。
しかし、ビッグバンドに入ってみると意外といろいろなレベルの人がいます。まだ楽器始めて一年のような方もいれば、プロともセッションをしているようなベテランまで様々です。

ですので、その人のスキルに合わせて、ソロの少ないパートを割り振ったり、難しいところは演奏を壊さないように休んだりというような工夫ができます。
演奏する曲の難易度を調整することも可能です。

そして、ビッグバンドの中ではサックスの人数は圧倒的に多いです。

どうでしょう?
思ったより気楽ではないでしょうか。

理由その2 仲間ができる

ビッグバンドは大所帯です。
一人で練習していると自分の何が良くないのかわからなくなることも多いのですが、周りから教えてもらうことができます。
それに、みんなと練習するほうがモチベーションの維持につながります。

本番後の打ち上げはとても盛り上がりますよ。

理由その3 何より合奏が楽しい

実際、合奏してみるとわかるのですが、合奏はとても楽しいです。
練習を重ねて、周囲の演奏と自分が溶け込んでいくことや音のひとつひとつの意味を知ることはとても感動的なことです。
私は楽器を始めてみてこのことをわかったのですが、まだ知らない方にはぜひ味わっていただきたいです。

まとめ

ビッグバンドに参加すると音楽仲間ができ本当の音楽の楽しみを知ることができます。
ジャンルとして好みがあると思いますが、嫌いでなければぜひチャレンジしてみてください!

サックスのアイドルプレイヤーは?-目標となる奏者を見つけよう

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスを練習するうえで、モチベーション維持はとても大切なことは言うまでもありません。

モチベーションが下がる原因としては、「どんな練習をしたらよいのかわからない」というものが多いのですが、その前に「どんな風になればよいのかわからない」というそもそもどうしたいのかレベルのことで迷うものなのかなと思います。
そんなとき、好きなプレイヤーがいると進む方向がわかりやすいので、いろいろ聴いてみましょう。

では、どうやって探せばよいのでしょうか。
これから書いていきますね。

とりあえずどんなジャンルが好きなのか確認してみる

もともと音楽が好きでいろいろ聴いている方はその中で好みのプレイヤーを探せばよいのですが、そうでなければ大まかに三つのジャンルから一枚ずつ音源を聴いてみてください。

  • ジャズ
  • フュージョン
  • クラシック(吹奏楽、室内楽も含む)

他にもスカやロックなどいろいろありますが、嗜好を確認するなら大別してこのあたりになるかと思います。

では、それぞれのジャンルで誰を聴けばよいのか、挙げてみます。
本当にキリがないので異論もあるかと思いますが、完全に主観で一つずつです!(^^;;

ジャズのサックスプレイヤー

初めてジャズサックスを聴くなら、、、

    • キャノンボール・アダレイ

マイルス・デイビスのもとで活躍したアルト奏者です。太くあたたかな音色が魅力です。 アルバム”Them Dirty Blues”の「Work Song」あたりがお勧めです。

    • ソニー・ロリンズ

誰もが認めるジャズのテナータイタンです。音色もさることながら、独特のリズム感が素晴らしいです。お勧めは、超名盤の”サキソフォンコロッサス”

フュージョンのサックスプレイヤー

    • デイビッド・サンボーン

サンボーンを聴いてアルトサックスに目覚める方も本当に多いです。アルバム”Hearsay “、”A Change of Heart”などがお勧めです。

    • マイケル・ブレッカー

近年のジャズ・フュージョンプレイヤーでは最も有名なテナーサックス奏者です。往年は味わいのあるジャズアルバムをリリースしていましたが、フュージョンとして初めて聴くのであれば、ザ・ブレッカー・ブラザーズ
名義の”ヘヴィー・メタル・ビバップ”がよいでしょう。

クラシックのサックスプレイヤー

    • トルヴェール・クヮルテット

須川展也をはじめとする日本を代表するサックス奏者による四重奏団です。「マルセル・ミュールに捧ぐ」で文化庁芸術祭「レコード部門」大賞を受賞しています。

好みのジャンルが決まったら広く漁ってみる

だいたいの方向性が決まったら情報を集めて幅広く聴いてみましょう。
同じプレイヤーの他のアルバムを集めてもよいですし、ライナーノーツやネットで関連するものをそろえて行ってもよいと思います。

こうやって、いろいろ聴き続けると、本当に気に入るプレイヤーが見つかるはずです。
そのプレイヤーを目標とすれば、練習のモチベーションを維持しやすくなりますので、ぜひ探し続けてください。

ちなみに、それぞれのジャンルで、奏法や楽器のセッティングが異なることがありますので、まずは一本にしぼって練習を進めましょう。

では、また!

サックスを聴きにライブに行こう

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスをはじめたい、またはやっているけどどんな方向に向かって行けばよいのかわからない、イメージがわかないという方も多いのではないでしょうか。

CDやダウンロードで購入して聴くのもよいのですが、ライブにも行ってみませんか?

東京近郊は各所で様々なイベントがあります。ぜひ、一度は足を運んでみてください。

(null)

生音に触れる感動

生演奏は再生音より情報量が多く、空気感などの雰囲気がよく伝わります。
そのため、音楽を深くわかるようになり、普段より大きな感動が得られます。

プレイヤーの音色ややりたいことを肌で感じられると、何が自分の好みで、どのようなジャンルに取り組みたいのかはっきりしてくるでしょう。

新たな気づき

もしあなたが普段から練習していて、気になっていることがあったら、注意深くプレイヤーの音を聴いてください。
百聞は一見に如かずと言いますが、これまでできなくて悩んでいたことが、生音を聴いたとたんにできたということがあります。
運指や息の入れ方など細かなからだの動きや、音色、ニュアンスが体で感じられるので一気に学習されます。

料金は?

都内のジャズライブバーならミュージックチャージは3000円程度からと比較的気軽に行ける値段です。有名な方もしばしば演奏しているのでおすすめです。
ブルーノート東京などの有名なライブハウスでは海外のミュージシャンが中心になっており、8000円から10000円前後の値段が多いと思います。

吹奏楽のコンサートについては一般のバンドでは無料のところから1000円、2000円程度の料金設定がよくみられます。

まとめ

サックスライブカレンダーを公開しました。まだまだお試し版ですが、少しずつ改良していきますのでよろしくお願いします!
よかったらこちらで面白そうなライブを探してみてください!

(null)

サックスを何も考えずに吹くこともときには必要

こんにちは。
東京サックスポータルです。

ツイッターで「ときには何も考えずに吹くことも大事だなー」とつぶやいたのですが、そうするとサックスの上達に対してどう良いのかと思って、いろいろ考えてみました。
image

力が抜ける

普段サックスの練習をしていて、理想を追求するあまりにいろいろ考えていると自然と体に力が入ってしまうものです。
その結果、指が動きにくかったり、噛みすぎて音が細くなったりすることがあります。
ところが、何も考えずにだら〜っとした状態で吹いてみると、思いのほか指が自然に動いたり良い音が鳴ったりします。
逆に力を抜こうと意識すると余計に力が入ってしまうこともあります。

何となく音を出すだけのリラックスした状態で練習してみて音を確認してみてください。そうするとどこが力んでいるのかわかると思います。
結果的に力まないほうが良い演奏ができるとわかって、力を抜くポイントがわかったら、少しずつ改善できるはずです。

自分の音と周りの音が聞こえてくる

脳と指、脳と目は強く連動していて、楽譜を追ったり、速い運指に必死になっているとかなりの処理能力がそちらに集中してしまいます。その目や指に対する意識を減らすことで、もっと音に入り込むことができるので、自分の演奏と曲のリズムや他パートのハーモニーなど周りのことが見えてくるようになります。
それがわかった上で自分の音に立ち戻ると、音楽のうえて自分が果たすべき役割りが理解できるようになってきます。そうすると格段に人と合わせるアンサンブルが良くなります。

サックスでどのような表現をしたいのかがわかる

自分の音が良く聴こえてくると、何か違和感というか本当はこんな風に吹きたいのではないという感情がでてきます。
より観察すると、具体的に音色がどう違うとかビブラートをかけたほうがよいとかやるべきことがわかります。
そうやって、演奏自体に意識が向くとどう表現したいのか気づくようになるのです。

考えないでできることを増やすべし

何も考えずに力まないでサックスを吹いてみるとわかるのが、思っているより普段練習していることが実践できていることです。

つまり一定量練習したことは「ああしないと、こうしないと」と自分を追い込まなくてもできるようになっています。

マニュアル車の運転でクラッチをきったり、ギアチェンジしたりする複雑な動作は慣れてくるとほとんど意識しないでできるのと同じです。

まとめ

普段は一つ一つを丁寧に練習しておいて、何も考えずに吹いて成果を確かめることを繰り返すと自分の進みたい方向に上達します。
ぜひ、一度、リラックスして思うがままに演奏してみてください。

いろいろなスキルを学ぶなら、楽器をやっておくとよいというお話し

こんにちは。
東京サックスポータルです。

趣味で楽器で楽しんでいる一方で何か他のことも趣味にしている方も多いのではないでしょうか。

サックスだけに集中したい気持ちもありつつ中途半端にならないか、不安になることはありませんか?

たしかに練習にはある程度の時間は必要ですが、私はやりたいことはどんどんいろいろやって良いと思っています。

IMG_2108.JPG

サックスの練習で学習能力のそこ上げがされる

脳と指については強く連動しているということがよく知られており、世の中には様々な指を使った脳トレがあります。
ということは、サックスで指を鍛えることで脳が活性化されるのです。がんばってクロスフィンガリングを練習しましょう(笑)

また、演奏をするためには楽譜を覚えるために記憶力を使いますし、周囲の音を聴いて分析する力も必要です。
具体例としては、ソロを取るために暗譜したり、リズムを分解して理解したり、ハーモニーを確認したりするような場面です。

次の記事の研究でも楽器の訓練を行うことで、記憶力などの向上が見られたとの報告がなされていました。

「知能が上がり、記憶力や言語能力まで向上する魔法のようなスキル」

加えて、ここでも述べられていますが、語学の勉強にはリズム感は大事で、楽器でリズム感を鍛えることで語学の学習の助けになります。

このように楽器の訓練を行うと学習能力がそこ上げされるようになるのです。

サックスと関連付けできることを学ぶとより相乗効果が期待できる

もともと音楽の素養がある人が、複数の楽器を比較的簡単にマスターできるのは、根本的に音楽という意味では同じことをやっているからです。
なので、楽器の操作など細かな差分だけを学べばよいということになります。
実際、ある程度演奏ができるようになってきてきてから苦労するのは、テンポキープすることや音程などの土台となる力の部分になってきます。
このあたりができているとやはり強いです。

音楽の観点では楽器の習得はつながりが強いわけですが、それ以外のこととも結びつけてスキル習得が可能です。
次の例で述べられているように、指の器用さがタイピングの役に立ったり、幅広くスキルはつながっていくのです。

「複数のスキルを同時に習得するための思考法」

まとめ

人間のスキルは一つのことを突き詰めるというやり方もありますが、様々なスキル同士が結びついて高まっていくこともあります。
貪欲に楽器練習をすれば他にもどんどんよい影響がでてきますので、好きなことをどっぷり楽しんで、能力のそこ上げをしましょう!