リズムは最終的には大きくとらえられることが目標ですが、よくわかっていないうちは細分化して理解することが大事です。
◆とにかく細かくみる
リズム感をつかむためには、ビートを感じることが必要になります。
ビートと言っても、どんなのことを理解すればよいのかわからないと思います。
そこで、とりあえずは練習している曲で、メロディの主となる音の長さの半分の長さでメトロノームを鳴らしながら譜面をさらうことをお勧めしたいと思います。
ただし、ジャズのスイングのようなものはノリが違うのでこれは出来ません。ジャズならまずは三連符です。
ジャズについてはまた別で解説します。
話がそれましたが、メトロノームを細かく鳴らして一つ一つの音がクリックの何個分になるのかを考えながら、練習してみてください。テンポはこれが出来るところまで下げます。
慣れてきたら徐々にテンポをあげて、行きます。さらに細かく刻んでいたメトロノームも四分音符の長さにするなどその曲の拍子に合わせます。
曲を吹きながら、メトロノームの細かいクリック音が鳴っているような感覚を保ち続けられている状態になればかなりつかめてきていると思います。
リズムパターンがどのような長さの組み合わせなのかしっかり分析できれば数をこなして慣れるのみです。
◆連符を組み合わせる
曲を多くこなしてくると、八分のメロディの中に急に三連符がでてきたりして変化がついてくるものもが増えてきます。
ここでいかに頭を切り替えられるかが、スムーズに演奏するポイントです。
この切り替えを上手く出来るようにするための、楽器を使わずに手で膝を叩くトレーニングがありますので紹介したいと思います。
それは、右手で三連符、左手で八分音符を叩くトレーニングです。(手は逆でもOKです)
いきなりこれをやりましょうと言われても難しいと思いますので、出来るようになるまでの手順を下に述べます。
拍の頭は両手同時、次に右手、左手、右手の順に叩きます。
右手手が三連符、左手が八分音符にはまるように合わせて行きます。できれば、連符を組み合わせられるようなメトロノームで確認できると良いですが、なければ三連符なら三連符を、八分音符なら八分音符をそれぞれに確認しても良いです。
以上のように、はじめのころから出来るだけ細かく分析するくせをつけていきましょう。そうすることでリズムに強くなれると思います。
すぐには出来ないでしょうが、じっくり訓練してみてください。