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めちゃくちゃ悔しい!から這い上がるために

こんにちは。
サックス楽しんでますか?

東京サックスポータルです。

楽器の練習をして、本番をかさねると必ず訪れる「めちゃくちゃ悔しい!」と思う瞬間…
それはもう何回も何回もあるわけです。

徒然草 第百五十段に感銘を受けましたので、これを読みながら悔しい気持ちから這い上がる方法を探りたいと思います。

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これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。

恥をかくことを躊躇していたら上手くならないということでしょうか。
個人的にも人に見られることで何が問題かわかるようになり、解決すべきことに取り組めると考えています。
人前に出てなんぼ
なのです。

まだ芸がヘッポコなうちからベテランに交ざって、バカにされたり笑い者になっても苦にすることなく、平常心で頑張っていれば才能や素質などいらない。(中略)訓練をナメている者を超えて達人になるだろう。

初心者のうちは心ない人からバカにされたりして傷つくこともあります。
しかし確実に正しいやりかたでコツコツやれば結果は出てくるものです。
少しずつ成長がわかると俄然やる気になってきます。
たしかにこのようなひどいひとはいますが、周りを探せば必ずサポートしてくれる人がいます。

人間国宝も、最初は下手クソだとなじられ、ボロクソなまでに屈辱を味わった。しかし、その人が芸の教えを正しく学び、尊重し、自分勝手にならなかったからこそ、重要無形文化財として称えられ、万人の師匠となった。どんな世界も同じである。

最後はこのように締めくくられます。
悔しい思いをしても、正しい目的を持って正しい手段で練習すれば必ず上達するのです。

どうでしょう?
場数をふんで、失敗して悔しい思いをするというのは、単なる成長の過程に過ぎないということだと思えませんか?

悔しい気持ちを乗り越えるには、これは単なる通過点ととらえる。そして淡々とやるべきことをやる前向きな気持ちに切り替えるのです。

難しいかもしれませんが、「上手くならなりたい!」という大きな目標に対して今回の失敗や出来事は小さなことなのです。

実際、私もコンサートのソロで失敗して打ち上げでネタにされたり、アンサンブルで一緒にやりたくないと参加を拒否されたり、レッスンでけちょんけちょんに言われたりして辛いなと思うこともありました。
何とかのりこえてきて、今も続けています。

今回、この徒然草の一文を読んで、これから多少何かあってもサックスの上達のために頑張れそう!と思いました。

ではまた!