◆管楽器としての分類
サックスは管楽器です。管楽器は木管と金管に分類されますが、その構造から木管楽器として分類されます。
本体は金属ですが、トーンホール(管にあけられた穴)をふさいだり開放したりすることで音程を変化させる仕組みとなっており、このため木管楽器となります。
なお金管楽器は管の長さを変化させて音程を変化させます。
◆サックスの構造
サックスはマウスピース、ネック、本体の三つが分解できる構造になっています。
キーポストやバネなどこまかいパーツを合わせると約600もの部品で作られています。
・本体部分
本体はベルとU字管(一番管)、ボディ(二番管)が接続されています。
楽器店のリペアマン(楽器の調整を行う技術者)以外は分解することはないでしょう。
・マウスピース
口にくわえる部分で下部分が開いており、リードをリガチャーでとめて息を吹き込むことでリードが振動して音が鳴ります。
詳細はマウスピースやリードのページを見てみてください。
・ネック
マウスピースと本体をつなぐ部分です。
音色に大きな影響を与える部分で、ネックだけ取り換えることも可能です。
ソプラノサックスは本体と一体になっているものがあり、その場合はとりかえができません。
◆サックスの種類
音域によって種類が異なります。
主に使用されるサックスは高い順からソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスです。
・ソプラノサックス
YAMAHAソプラノサックスYSS-475
・アルトサックス
YAMAHAアルトサックスYAS-280
・テナーサックス
YAMAHAテナーサックスYTS-275
・バリトンサックス
YAMAHAバリトンサックスYBS-62II
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