ファズトーン

サックスの演奏でニュアンスをつける方法の一つにファズトーンがあります。

◆ファズトーンとは?

フュージョンやファンクのプレイヤーでたまに「ギャー!」というような割れたような音を出してシャウトをしている印象を与えます。これがファズトーンです。
このFUZZとは毛羽という意味です。
音が綺麗な通常の状態ではなく、荒い毛羽立たせたようなニュアンスのように感じられたことからこの名前になったようです。

◆鳴らしかた

よく高い音域で使われます。というか、高い音域で音が細くなりがちなのを低音域の成分を混ぜることで力強い音にするための奏法なので、高い音域での使用となります。
具体的にはHigh F#より高い音域でフラジオの運指で鳴らします。

通常のフラジオでロングトーンをしながら喉を緩めて行くと、ブーっという音が混じってくると思います。
これをバランス良く混ぜている状態にします。
安定して鳴らせるようになればOKです。

ニュアンスを間違うと単にフラジオの出しそこないみたいになってしまいますので、プロの演奏などを聴いてイメージをつかんでおきましょう。
デイヴィッド サンボーンの高音の伸ばしているところが参考になると思います。
聴いて真似してみてください。

ファズトーンを上手く出すためにはオーバートーンの練習が効果的です。

サックスの多様な表現をするにはやはり喉のコントロール力を身につけるのが一番です。


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