運指と譜面を一致させる - 第三回 指の動きを確認する

今度は音源がなくても演奏が出来るようになるための練習を紹介したいと思います。

前回までの練習で、とりあえずゆっくり正確に歌えるようになったら、メトロノームに合わせて、曲を吹くことにします。
実は、、この練習までで八割くらいは目標の「音源なしでの演奏」は達成出来ているのです。
あとは、頭の中と指をいかにして合わせていくかということになります。

1.使う指を確認する

ここまでどうすれば音が高くなるか、低くなるかを理解したかと思います。

以下の練習では、運指も覚えているか、表を見ながらならできる状態になっているとします。

まず、楽譜を読んで練習する曲の指を確認していきましょう。臨時記号の位置も確認します。

読む範囲は曲のキリの良いところでOK です。
(最後は全部通します)

2.指を間違わないテンポにする

非常にもどかしいかもしれませんが、最初は絶対に指を間違わないテンポに設定します。

メトロノームの一番遅いテンポで出来ない場合は、1回のクリックを四分音符ではなく、八分音符に置き換えてさらに遅くします。

目標の範囲(フレーズ)を間違わずに吹けるようになったら、少しずつテンポをあげます。
最終的にはやりたいテンポまであげていきます。

そして、1.に戻って、別のフレーズを同じテンポで一曲とおせるようになるまで練習します。

基本的にはこのような流れで、さらっていけばかなり間違いを減らせると思います。

3.全体を確認しながら吹いてみる

練習をしているとよくあるのですが、さらったフレーズとフレーズのつなぎ目がうまくいかないことが多くあります。
こんなときはやはり一度テンポを落として、二つのフレーズを連続で練習してみると良いと思います。
長い場合はつなぎ目の前後を切り取って吹きます。

つなぎ目もスムーズにつながるようになったら、いよいよ全体を通します。

練習の成果が定着しないと集中力が持たないなどでミスがあるかと思いますが、焦らずゆっくり吹くようにしてください。

ゆっくりで練習すると、出来上がったときのリズム感もかなり正確になりますし、じっくり一つ一つの音が観察できるので微妙な雰囲気がわかるようになります。

音楽は急がば回れなのでぜひじっくりやってみてください!

きっといろいろな気づきが得られると思います。


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