アドリブにチャレンジして、ついでに基礎練習してしまおう

こんにちは。
東京サックスポータルです。

サックスを始めたからにはいつかアドリブを…と考えてるかたも多いのではないでしょうか。
「でも、普段の練習も手一杯で…」と思われるかもしれません。

ですが、アドリブと基礎練習は相性がぴったりなのです。

ぜひチャレンジしてみてください!

なぜアドリブに基礎練習が必要なのか?

アドリブとは自分の出したい音を出し、自由に表現していくことです。
つまり、一つ一つの音をどのような音色でどの音程でどのような長さで吹くのかイメージしてそれどおりに表現していくのです。
本来、基礎練習はそれを実現するための準備ですが、多くの人が練習を目的としてしまうのでつらくなってしまいます。

アドリブを通じて練習をすることで、音程やリズム感、指の動きを表現に直結していけば、自分の意思を音に乗せていくことができます。
ということで、アドリブのために基礎練習は必須なのです。

あくなきアドリブの探求でモチベーションを維持する!

基礎練習は自分の目標が定まっていないときわめて退屈で、「何のためにやってるんだろう?」という気持ちになりがちです。
しかし、アドリブをする!という目的が明確なので飽きることはありません。むしろ、できることが増えるたびに様々なアプローチに気づくため、どんどん探究心が芽生えてきます。

具体的な練習内容は?

まずはリードシートを購入しましょう。
リードシートとは簡単なメロディとコードが書かれた楽譜です。
また、スマホに付属のCDを取り込むか、カラオケになるアプリ(iReal Rroなど)をインストールしておきます。

では、練習の流れです。

  1. まずはできそうな曲を選ぶ
  2. 最初はコードの種類が少なくてテンポの遅めの曲がよいでしょう。転調がないもののほうが初心者には向いています。

  3. コードを確認する
  4. コードというと難しく感じるかもしれませんが音の構成は4つ程度です。慣れない間は五線紙に使う音を書いてみましょう。

  5. まずはルートの音でアドリブ
  6. CDやアプリを使ってカラオケをききながらルートの音でアドリブをしてみます。
    コードネームの音そのものなので、吹きやすいと思います。また、曲のながれがつかめるはずです。
    リズムをいろいろ試してみましょう。

  7. アルペジオをしてみる
  8. ルートで曲のながれがわかったら、ひとつひとつのコードのアルペジオを練習します。
    慣れたら音域を広げていきます。
    ひとつのコードあたり10分程度やれば慣れてきますので、そのあとは曲に合わせてみます。
    コードだけでアドリブをすると曲の雰囲気がとても深く理解できますし、指がかなり動くようになってきます。
    間違うところがあればまたアルペジオの練習をします。
    しっかり数えて、コードのきりかわりと合うようにしましょう。数えることもよい練習になります。

  9. 使える音を増やす
  10. その曲の調に合ったスケール(音階)の音を使いながら、コード以外の音を入れていきます。
    理論などを調べて、コードへのアプローチを考えると非常に多くのバリエーションの練習ができます。
    このときに、様々な音階の練習を取り込んで使えるパターンを増やしましょう。

  11. ニュアンスをつける
  12. 音色、ビブラートなど、アドリブで用いる奏法を練習して使っていきます。
    アドリブではロングトーンもよく使いますので、どのような音色で吹くのか意識してみてください。
    「こんな風に吹きたい」と思う音を出すために音色のコントロールの練習をしてアドリブに臨みます。
    アドリブをする前に基礎練習をしてから、使ってみてください。

まとめ

アドリブと基礎練習セットでおこなうと、練習したことをすぐに曲に活かして、気づいたことを練習に取り入れることができます。

自分の表現したいことを中心に置いて、そのこに向かっていけるので、モチベーションが維持しやすいと思います!

ぜひ取り込んでみてください。


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