こんにちは。
東京サックスポータルです。
サックスなど楽器の演奏はストレス解消によいとされています。
なぜかなと思いましたので、少し調べてみました。
ストレスから意識を背ける
サックスという逃げ道があることによってストレッサーから意識を背けることができ、ストレス解消となります。
いろいろ抱えてしまって心にもやもやが残っているときには、一度その気持ちのフォーカスをずらすことができれば、自然と自分の中で整理がつけられます。
これはコーピングというストレスへの対処方法のひとつにある「回避」にあたります。
回避というとネガティブなイメージですが、いつでも自分でコントロールして気持ちを落ち着けられるということができれば、何があっても余裕が出てきます。
練習の中でも単純作業の繰り返しとなる基礎練習はよりストレスを解消することができるようです。個人的にはアルペジオの練習が好みです(^^)
ちなみに、脳内で作られ、精神を安定させるなど「安らぎ」を与えてくれるホルモンであるセロトニンを活性化させるにはリズム運動がよいとされていますが、まさに基礎練習はこれにうってつけですね!
呼吸によるストレス解消
腹式呼吸によるストレス解消がよく知られています。
自律神経系のなかには体を活発にして緊張感をもたせる交感神経とリラックスさせる副交感神経がありますが、腹式呼吸を行うと副交感神経が働くようになって緊張がとれるようになります。
その方法の基本は下記の手順で「息を吐く時間>息を吸う時間」として深い呼吸をすることです。
(逆をやると緊張が高まります)
- 横隔膜が上がっていくことを意識しながら口からゆっくり息を吐く
- 息を出し切ったらゆっくり息を吸い込む(息を吐くことを中心に意識してしっかり肺の中の空気を出し切ると息は自然に入ってきます)
- これを何度も繰り返す
- 呼吸の途中で何か別のことが頭によぎることがあったら、呼吸そのものに集中する
演奏中の呼吸に少し似ているような気もしますが、どちらかというと本番前に気持ちを落ち着けることに役立ちそうです。
一方で交感神経が活発にならないと集中力や学習能力が落ちますので、練習中はバランスをとる必要がありますね。
音楽そのものによる効果
音楽にある音が大きくなったり小さくなったりする「ゆらぎ」が人間の脳に働きかけて自律神経を調整することに役立つそうです。
曲にもよるようですが、よくモーツァルトの曲は適切なゆらぎを持っていると言われています。
そういえば、このような曲をあつめてヒーリングミュージックというジャンルとしてCDが販売されていたりしますね。
まとめ
サックスの演奏によるストレス解消の効果は次の3つの観点でありそうです。
- ストレッサーからの回避
- 腹式呼吸によるリラックス効果
- 音楽そのもののもつ「ゆらぎ」による影響
さて、今日もサックスを楽しみましょうか!
では、また。